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どうしてスクリプティングは普及しないのか。1

by buruge ~ 2月 12th, 2008. Filed under: DTP.

去る2月7日に池袋のサンシャインシティで開催されているPAGE2008に行ってきました。

そこで「DTPに求められる機能と効率的な利用~DTPとスクリプト活用~」っていうコンファレンスに参加させてもらったんやけど、これがもうすごい良いコンファレンスだったよー。
とりあえず、聞いたこと感じたことをつらつら書きます。
えらい長いですが、推敲とかしてません。

InDesignはjavascript等を利用して、自動で動作させることができるんだけど、それをいかに上手く実務と結びつけて作業の効率化を図るか、みたいな話で、今わしがやってることほぼそのまんま。

3人のパネラーの方が、それぞれ実際に使用しているスクリプトのデモンストレーションを行って、こういう風に使うと便利なんですよーっていう説明。
画像を張り込んでマスクかけてからちょっと拡大するっていう単純なものから、XMLデータを読み込ませて、数十個の組版データを一気に書き出させるようなちょっと大掛かりなものまで。

それぞれ、表示されているデータはダミーではあるものの、実務で現在も使用されているスクリプトということだったので、それぞれが仕事の効率化に確実に繋がっているってことが分かりやすかったよ。
なんかホントのサンプルとかだと「こんな印刷物作ることってあんまり無いしなあ」とピンとこないようなものだったりするんだけど、そもそもが「この作業めんどくさいなぁ…自動化できないかなぁ」ってところで作られてるものだから、説得力ありまくり。

ただまあ、そのほとんどがその仕事仕様のスクリプトであって、他の仕事にまったく同じスクリプトが流用きくほどの汎用性があるかといえば、大掛かりなものであればあるほど、その実現は難しいんですよね。
でもそれって結局、自動組版プラグインとか自動組版ソフトウェアにも言えるような完全定型物以外の利用が難しいっていうのと変わらないわけで、そういったところにスクリプトの意義を求めるのはちょっと違うんだと思う。
いや、実際わしはついこないだ自動流し込みプログラムを作ってたわけだから、その仕事のためだけに大掛かりなものを作るっていうのはアリだと思うけど。(プラグイン買うコストもかからないわけだし)

でも、スクリプトはInDesignに存在する機能をひとつひとつ動かすことができるわけだから、たとえば「オブジェクトを右に10ミリだけ移動」っていうなんてことのない、たったひとつの動作でさえ作れるというところが大切で、物凄く小回りの効く粋なヤツなわけです。
全部自動化しなくたって、ちょっとした動作をフォローするだけでも作業にかかる時間は大幅に削減できる、と。

だからそれを利用しない手はないのであって、パネラーお三方のデモには必ず「ちょっとした動作をして手助けしてくれる」スクリプトが含まれておりました。
普通にInDesign上でマウスとかタブレット使ってクリックしたりドラックドロップすればできるような一見簡単な作業でも、それがショートカットキーひとつで動作してくれれば、クリックしてドラックドロップするのに5秒かかるものが1秒で終わる。
その作業がページもので100回も200回も繰り返されるものであれば、効果は歴然としとりますわなあ。

分かってたつもりだったけど、改めて言われるとなんだか妙に納得してしまいまして。

まずは、そういうところからオペレーターにも馴染んでもらうことが大事なんだろうなあなんて思いましたわ。
いきなりほとんど全部自動化みたいな話になるとプログラムとかちんぷんかんぷんで知らんわーってなると思うんだけど、小技をいくつか使ってもらうことで、じゃあこういうちょっとした作業もスクリプトで実現できるのかな?とか考える機会もできるのかもしれないなあー。

で、まあ、こんな便利な機能がCS3の各種ソフトウェアが持っているというのに、なんで皆あんまり利用しないのかなというところでタイトルの話になるんだけど、もう長いし眠いし明日とかにする。

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