索引作ろうとして目次機能の良さに気づいた。
by buruge ~ 10月 27th, 2008. Filed under: DTP.今、うちで制作しているカタログの索引のうまい作り方を考えてくれと相談されました。
今回は、
- 商品の日本語順索引
- 商品の型番順索引
の2種類を作成しなければなりません。
で、その型番っていうのが
「ABC」
-「ABC-A1」
-「ABC-A2」
-「ABC-B1」
-「ABC-B2」
「DEF」
-「DEF-A1」
-「DEF-A2」
-「DEF-B1」
-「DEF-B2」
というような形になってるんだけど、索引に必要なのはそのうちの大カテゴリ「ABC」「DEF」だけだったりします。
(ちなみにその大カテゴリには段落スタイル「タイトル型番」が適用されてる。)
1000ページ以上あるカタログで、今まではIllustratorで組んでいたもんだからうまく抽出もできず、ひとつひとつ手で抜き出してはエクセルにまとめていたらしい。
考えるだけでぞっとするw
今回はほぼ全てのページをInDesignCS3の組版へ移行したので、InDesignの機能を活用して索引が作れないか考えてみました。
とりあえず、便利そうなInDesignについてる索引機能を調べた。
・基本的な作成方法
[基本操作] 索引を作成するには
http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?224803+002
InDesignの勉強部屋_2.0 No.46索引
http://study-room.info/id/study/main2/study46.html
ここで「あれ?」と思う。
確かに対象ページは自動で抽出してくれているけど、項目を抜き出すのは完全に手作業で、読みも入力しないといけない…。
これじゃあ結局全ページチェックしないといけないじゃないか…。
また、「ABC」の大カテゴリのトップページだけ抽出したいのに、その大カテゴリ商品がいろんなページに沢山あるので、自動ページ抽出をするととんでもない数のページが拾われてしまう。
なんか結局大変そうじゃないか…?
↓で市川せうぞー氏が、スクリプトやプラグイン等を紹介してくださってるんですが
http://bbs.ddc.co.jp/mt/indesignbbs/archives/1502_20080728181354.html
どれも確かに効率的ではあるんだけど、1000ページ超、項目まとめたテキストもない、となる場合は結局大変なんだよなぁと頭をかかえてしまいました。
それに串刺しして索引が作成できるのが、ブック内だけときたもんだ。
複数ブックがある場合はどうすればいいんだろう。
索引機能を使うことを半ば諦め、せっかく段落スタイル「タイトル型番」が適用されてるんなら、ドキュメント内のそのスタイルが使われている文字列と、それが存在ページをテキストで書き出せるようにすればいいんじゃね?
ってことで、スクリプトを書こうとして、、、、そういうもの作ってみようと思うってことを、索引の作り方考えてくれって頼まれた上司とは別の上司に相談してみた、ら。
「それ「目次」でできるんじゃない?」
と。
で、「目次」試してみたら完全に書こうとしてたスクリプトと全く同じことしてくれたw
InDesignの勉強部屋_2.0 No.36索引目次機能
http://study-room.info/id/study/main2/study36.html
全然できたー。ああ…2.0からある機能なのに全然知らなかったわ…。
「索引」だから「索引」でしか使わないとか「目次」だから「目次」でしか使わないとか、そういう一面だけにこだわるんじゃなくて、せっかく沢山の機能があるんだから、まず目的から考えて、どの機能使えばうまくいくのかどうか考えるクセをつけないといけないなぁとしみじみ感じた次第です。なんでもかんでもスクリプトに走っちゃいかんわ。
もっとのーみそこねこねコンパイルしないといけない、と。(古い)
7月 12th, 2010 at 7:26:22
InDesignの勉強部屋_2.0 No.36索引
http://study-room.info/id/study/main2/study36.html
上記の見出しは「No.36 目次機能」。記事の内容がよいのでついつい校正してしまいました。たしかに、発見ってありますよね。
7月 15th, 2010 at 13:02:12
>toshiroさま
うわ、間違えていましたね…修正しました。ご指摘感謝です!
まだまだInDesignには知らない便利な機能が沢山潜んでいそうな気がするんですよねー…。